第一話
ネットワークビジネスに勧誘された話①~Tinder始めました~
前回の話
ネットワークビジネスに勧誘された話⑥~夕日に向かってダッシュ、そして本丸へ~
ホームパーティーこそは良い出会いがあるかもと期待していたら、いつの間にか勉強会に参加していた僕。
僕は何を知り、何を知らないのか。
ホワイトボードを使い、たまに質問をしながら話を進めるカツヤさん。
ざっくり言うとこういう内容でした。
・これからの日本はヤバイ。
・特にサラリーマンはヤバイ。
・給料は上がらないのに税金は上がる。年金はもらえない。
・サラリーマンはいつどうなるかわからないし不幸だ。
・サラリーマンは大切な時間を大量に投下して労働しなきゃいけない。
・じゃあどうすれば良いのか。働かなくてもお金が手に入ったら最高だよね。
・そう、不労所得を得れば良いんだよ。
・本業以外に不労所得が得られるサイドビジネスを始めたほうが良い。
・俺は不労所得だけで食っていけてる。
・不労所得をどうやって得るかについてはまたの機会。
いやー、さすがの僕も変なとこ来ちゃったなーと思いました。
これらはもう、ねずみ講・マルチ勧誘の常套句ですからね!
今後は収入が増えにくいこと、働かなくてもお金が手に入ったら最高っていうのは事実だから、変に納得出来ちゃうのがタチの悪いとことです。
しかも「強引に勧誘しよう」っていうわけではなく、「あくまで善意で良い事教えてあげますよー」っていうスタンスなので騙されちゃう人も多いのでしょう。
そんな感じで勉強会は終わり、参加者のみんなは2階のパーティー会場へ。
リビングダイニングに縦長にテーブルが並べられており、「なんかすごい料理人」的な肩書の人が作った料理が置かれていました。
僕もなんとなく適当なところに座り、隣の人たちとは初対面なので簡単に自己紹介しつつなんとなく話しました。
ここは雑談の中身が薄すぎてどんな話をしたか全く覚えていません。
ひとつだけ印象的だったこと。
台所側に椅子付きの背のテーブルがあったのですが、そこにはグループのリーダーとマサルさん含めた幹部的な人だけが座っていました。
僕らは低いテーブルで座布団の上に座っていました。
今振り返って考えると、マルチグループってすごい縦社会なのかもしれませんね。
そんなこんなで時間も遅くなり、飽きてきたのでまだ人はいましたが帰ることに。
帰り支度をしているとマサルさんが話しかけてきました。
マサル「今日ありがとね!で、どうだった?」
山本「楽しかったですよ」
マサル「そうか!勉強会は聞いてどう思った?」
山本「そうですねー。確かにそうかもなーとは思いました」
マサル「そうかそうか!カツヤさんスゲー人だからさ!俺もああやって色々教えてもらってすげー役に立ったんだよ!また何かあったら教えるね」
山本「ありがとうございます」
さすがに面と向かってネガティブなことは言いにくいので、「良かったですー」みたいな感じで感想を伝えて僕は帰りました。
この会話については特に気にしていなかったのですが、数日後、またマサルさんから電話がかかってきたのです。
カツヤ「おう山本!元気?この前の勉強会であったサイドビジネスの話って覚えてる?山本興味あるって言ってたじゃん。ちょうど次の日曜日にカツヤさんが詳しく説明してくれるらしいから、せっかくだから来なよ!」
山本「サイドビジネスの説明、ですか」
カツヤ「そうそう。山本はさ、『アム〇ェイ』って聞いたことある?」
続き
マッチングアプリやったらネットワークビジネスに勧誘された話⑧~友情と冷笑の間~
それじゃまた
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