第一話
ネットワークビジネスに勧誘された話①~Tinder始めました~
前回の話
ネットワークビジネスに勧誘された話④~見知らぬ男とハイタッチ~
ボーリング大会に参加し、ついにはホームパーティーに誘われた僕。
いよいよ本丸に突入することに・・・。
ホームパーティーを1週間前に控えたある休日の夕方。
ある人から着信が入ります。
それはなんとマサルさんからの着信でした。
おさらいすると、今僕はあるネットワークビジネスのグループの勧誘をされそうになっています。
そのグループはカツヤさんという人をリーダーに、マサルさん、サトシさんという序列になっており、僕はサトシさんの獲物という状況です。
マサルさん「おう山本!元気?マサルだけどわかる?」
相変わらずフランクなマサルさん。なぜ急にマサルさんが僕に電話を・・・?
戸惑いが伝わったのかマサルさんが続けます。
マサルさん「突然オレから電話来てびっくりした?わるいね。来週のカツヤさんのホームパーティー来るんだって?」
ホームパーティー。僕が出会いを楽しみにしているやつです。
行くつもりであることを告げると、マサルさんはある提案をしてきました。
マサルさん「パーティーの前に、カツヤさんが勉強会を開いてくれるらしいんだよね。1時間くらいだし、俺も前受けてめちゃくちゃタメになったからさ。時間空いてたらどうかなと思って」
山本「勉強会・・・ですか?」
サトシさん「そうそう。お金とか資産形成について。カツヤさんめちゃくちゃその辺知ってるからさ。きっと役にたつと思うよ」
山本「時間空いてるんで行きます」
飛んで火に行く夏の虫とはまさにこのこと。相手はさぞチョロいと思ったでしょう。
でも当時社会人1年目だった僕は新しいことに興味津々だったんです。
サトシさん「オッケー!じゃあよろしく!場所とか時間はボウリングにもいたシゲルってやつが案内してくれるから!」
山本「わかりました。ありがとうございます」
急な電話に驚いているうちに新しい約束をしていました。
でも勉強会という意識高い系な響きに僕は少しわくわくしていたのでした。
あんなことになるとは知らずに。
続き
ネットワークビジネスに勧誘された話⑥~夕日に向かってダッシュ、そして本丸へ~
それじゃまた