あんまり32歳をおじさんおじさん言わんとってください!!(30代前半・男性)
もう若くないよな~と実感するし、夢を追うような年齢でもないし、同世代は結婚して子どももいて家なんか買っちゃったりして、そんな年齢。32歳。
そんな「32歳おじさん」がなんとジャンプ+の王道バトルモノの主人公になっちゃってるのがこちらの漫画。
「怪獣8号」
ちょっとネタバレ挟みつつ解説すると、街中に怪獣が出没するのが日常茶飯事の「怪獣大国・日本」が舞台の漫画です。主人公の日比野カフカは怪獣から市民を守る防衛隊を目指しましたが、ことごとく試験に落ち、解体業者として働いています。
そんな日比野がひょんなことから怪獣になっちゃうんですが、32歳のラストチャンスで防衛隊に入隊して、幼馴染みであり防衛隊隊長の亜白ミナのと肩を並べるべく、一生懸命怪獣を倒す、という物語です。
初めてタイトルを観た時は「着色料みたいな名前だな!」と思ったんですが、どうやら台風をモチーフにしているようです。
以下面白い記事の参照です。
怪獣が地震や台風のような自然災害のように描かれているのが注目すべきポイントであると。なるほどねぇ。
昭和の怪獣もの「ゴジラ」の根底には戦争での空襲体験があったように、令和の怪獣ものには東日本大震災に代表される被災体験があると。確かに怪獣に何を重ねるかは、時代によって変わるのかもしれません。
主人公が急に特異体質になってスーパーパワーを身に付ける話でいうと、仮面ライダーとかスパイダーマン、日本の漫画だと進撃の巨人が思い出されます。この辺はちゃんと比較していくと面白そうです。
Twitterで、ヒロインの幼馴染が年下設定(27歳)なのは作者の甘え的なツイートをみつけて、なるほどそういう考え方もあるのかと思いました。とはいえ32歳をおじさん扱いしていて、ヒロインも同い年だとちょっと燃えそうな可能性もありますし、32歳と27歳だと人気も変わってきそうです。
とはいえ主人公の夢追いおじさん感を強調するためにヒロインと年齢差を設けたのが実際の所な気がします。
ただ、本当の所は、作者の松本直也さんは年下の強いオンナがフェチなんですよ。きっと。話が進むと16歳のめちゃ強いエリートの女の子が出てくるんですが、これも年下強いオンナフェチが出てますよね。ありがとうございます。僕も好きです。
ただ32歳と二十歳前後って、漫画内では割とすんなり馴染んでますけど、結構壁ありますよ。肌質とか全然違うし、傷の治るスピードも全然違うし、なによりノリが違う。
読んで思ったことをつらつら書いてしまいましたが、今後の展開が楽しみな漫画です。僕ももう少し夢追いかけて良いかもって思えました。で、僕の夢って…何?
それじゃまた