ケースワーカーって単語は聞いたことあるけど、どんな仕事か把握している人は少ないんじゃないでしょうか。
ケースワーカーとは、
社会福祉に関する知識を持ち、日常生活を送るうえで精神的・肉体的・社会的に困難を抱える地域住民の相談にのり、必要な援助を行う仕事です。
らしいです。
引用:ケースワーカーの仕事内容・なり方・給料・資格など | 職業情報サイト キャリアガーデン
今回取り上げるのは、そのケースワーカーが主人公 の漫画です。
主人公の義経えみるは、都内某区役所の福祉事務所生活課でケースワーカーとして働く事になった新卒公務員。
担当区域の生活保護申請者を保護対象にするかどうかや、受給後の自立支援を行っていくのがお仕事です。
作者の柏木ハルコさんがしっかり取材して描いているそうなので、けっこう事実に基づいた内容になんじゃないかと思います。
そう考えると自分が想像していなかった世界というか、世間があるのだなと驚かされます。
どんな仕事も人間関係とは切っても切り離せないので、仕事で人に迷惑かけられた事はあると思います。特に個人を相手にしている方は。
でもこの漫画を読むと自分の経験した迷惑なんて屁でもないなと感じます。1話目から主人公が担当する人、自殺しちゃってますからね。
生活保護を受けている人って、高齢者ばかりのイメージでしたが、漫画には色々な背景の生活保護受給者が出てきます。
20代の若い世代も出てきます。誰にとっても他人ごとではないですし、貧困問題は今後も社会の課題です。
街に出るとたまに「なんだあの人」と思うこともありますよね。
この漫画を読めば、「その人にも何か事情があるのだろうし、それは本人にはどうしようもなかったのかもしれない。」と寛大になれる…かもしれません。
あくまで漫画ではありますが、自分の想像力、想像の範囲を広げるためにも一読の価値ありだと思います。
それじゃまた