こんにちは山本です。
本日は、実家に帰れないお盆休みを助けてくれた漫画を紹介します。
ザ・ファブル(全22巻、2014年11月1日 - 2019年11月18日)
殺し屋組織で”最高傑作”とまで呼ばれた天才殺し屋「佐藤アキラ(通称ファブル)」が主人公の漫画です。
普段こういった劇画タッチの漫画は読まないんですが、Twitterでたまに流れてくる「弱い振りしてわざと負けるシーン」が印象的だったので読んでみました。
いやー、面白い!
良い漫画はすべからくそうなんですが、この漫画も登場人物が魅力的です。
主人公の佐藤アキラは、幼少期から殺し屋として育てられていてまーとにかく強い。
ワンパンマンのサイタマといった感じです。漫画の登場人物を漫画の登場人物で例えるという暴挙に出てしまいましたが、要は無敵レベルで強いんです。
強い反面、特殊な環境に居すぎて常識がないんですよね。このギャップがキャラクターに愛らしさを与えている気がします。
ストーリーは、ずっと殺しをやってきた佐藤が、組織の命令で1年間、普通の人として暮らすというもの。ただ、家を用意してくれたのは地元のヤクザだったりするので、当然なにも起きないわけがなく…。果たして佐藤アキラは普通の人として暮らしていけるのか!?みたいな感じです。本当は強いのにそれを隠してるってのが中二心をくすぐります。
物語の本流は殺し殺され裏切られの争いになるのですが、たまにギャグパート回も挟まっていて、これが面白いんですよね。
特に好きなのは、佐藤アキラの相棒の佐藤ヨウコがバーで男を良い潰す回です。ヨウコの心の声やバーのマスターのリアクションが良いんですよ。主要メンバーやわきを固めるキャラクターも人間味があり、どれも愛おしい感情が芽生えます。
女性には勧めにくいシーンもあるので、そこは考慮して欲しいのですが、お暇だったら読んでみてください。ヤクザ物からイメージする殺しや人情だけじゃない、とてもエンタメ性が高い漫画だと思います。
完結してるので一気に読めますし、続編あるようなのでハマったら連載を追いかけることも出来ます。あと映画化もしてます。
ちなみに作者の南勝久さんはもともと暴走族だったらしいです。こわっ!
それじゃまた