こんにちは、人材業界で働く山本です。
今回は、転職エージェントとして企業と転職者の間を取り持っている僕が、「エージェント経由で調整した面接に、行きたくなくなった時どうすれば良いか」についてお伝えします。
今回は個人的な意見強めです。
はじめに
まずですね…
ドタキャンやめて!
そもそも論ですがこれに尽きます。
せっかくのご縁ですから面接に行ってみましょう。運命の出会いがあるかもしれません。
でもね、気持ちはよくわかります。
応募して、面接の日程も調整した。けど…面接に向けて調べたり考えたりしてる中で気付いちゃうんですよね。きっと。
この求人興味ねぇなって。
本当にお恥ずかしい話ですが、僕も新卒で就職活動していたとき、モチベーションがなくなって面接に行かなかったこともあります。
だからエージェント側の立場ではありますが、気持ちはよくわかります。
じゃあ、そんな時、どうすれば良いのか。続きをご覧ください。
これはやったらアカン:連絡せず面接ブッチ
説明不要かと思いますが、これは最悪。
「もうこの会社はいいや。行かなかったとしても今後に影響ないだろ」と思ったのかもしれませんが、甘い。
業界は狭いし、どことどこの会社が繋がってるかわかりません。ブッチした会社がいつかお客さんになるかもしれません。
それに、エージェントから面接ブッチした人という烙印を押されてしまうかもしれません。
あとこれは気持ちの話なんですが、一度ブッチしちゃうと、そのエージェントを使うのめちゃくちゃ気まずいと思うんですよ。
せっかく時間かけて登録したのにもったいないし、将来的な機会損失になると思うんですよね。
ほかにもデメリットとして、ブッチすると罪悪感が残るから自己肯定感も下がる気がするんですよね。自己肯定感は面接で好印象を持ってもらうのに重要な要素だと思うので、今後の面接に影響が出るかもしれません。
なので、面接ブッチは止めましょう!たとえ面接当日だとしても連絡しましょう。
気持ちには気付いてます:急用が出来たから辞退します
これ意外と多いんですよね。でもエージェントは気付いてます。急用は面接を辞退するための言い訳であることに。
そもそも「急用が出来た」は面接を辞退する理由になりません。だってその日がダメになら別の日に再調整すれば良いんですから。
歯医者の治療を予約していて、予約日に行けなくなったとして、歯の治療を諦めますか?別の日に予約を入れなおしますよね。
面接受ける気があれば、「急用が出来たから再調整をお願いします」と連絡が来ます。
だからその連絡を受けたエージェントは気付くんです。「ああ、面接受ける気ないんだな」と。
でもこれで、はいわかりましたと辞退を受け入れるわけにはいきません。
企業側に「急用だから辞退です~」と言ったら「え?急用?じゃあ再調整するよ」となってしまうからです。
だからその連絡を受けたら、転職希望の方に「辞退じゃなく、日程変更できますよー」と確認をします。これで「じゃあ日程変更します」となるケースは稀です。
辞退に対してとやかく言われたくないから「急用」という「理由」を作ったのだと思いますが、結局こちらから「日程変更も出来ますよ?それとも日程変更できても辞退したいんですか?」と聞かなくてはいけません。
エージェント側の手間がかかりますし、印象も下がります。
じゃあどうすれば良いのか:行きたくないって早めに言う
もっと正直に話して良いんです!
あ、この会社興味ないなと思ったらそう言ってください。
「他の会社の選考を受けてみたり、企業研究したところ、自分の希望する求人出ないと気付いた」と言えば納得します。
その連絡で、興味を持てない理由を詳しく聞かれたり、こういう良い所があるから受けた方が良いと説得されるケースも中にはあります。
でも結論を出すのはあなたなので、話をして言ってみようかなと思えたら面接に行けば良いですし、気持ちが動かなければ辞退の結論を出せば良いんです。
まとめ
エージェントも人なので、興味がないと言っている人を強引に面接に連れていくことはまずありません。
そもそもエージェントには強制力だってないので、行きたくないなら行きたくないって突っぱねられます。
だから、行きたくないと思ったら正直に早めに言えばよいんです。日程調整までして辞退するのは、良い事ではありませんが、ブッチや急用辞退よりずっと良いです。
そうやってエージェントに対して丁寧に正直に対応している方は、良い転職をしている印象があります。
それじゃまた
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