山本です。
人材業界に勤める僕が、転職について少しでも役に立つ内容を書いていこうと思います。
自分が企業の求めている人材かどうか判断するのが求人内容の「求める人材」の項目ですよね。細かくわかけると学歴、経験、人物像、資格といったものがあります。
今回は、「求める人材」に書いてある内容を全て満たしていないからという理由で応募しないのはもったいない、という話です。
求める学歴を満たしていなくても良い場合もある
求める学歴に「大卒以上」と書かれていて、自分が大卒でなかったとしても、面接に進めることもあります。
面接に進めるケースは、大きく2つです。
・その求人で求められている実務経験があり、即戦力性が高い
例:PR会社の募集で、自身が前職がPR会社に在籍していたり、広報として勤めていた
・語学力が求められる求人で、その言語が流暢である
例:英語力を求める求人で、自身がTOEICが高得点だったり、実務で英語を使用した経験がある
この場合、学歴を超えて企業が面接に呼んでくれる可能性があります。
求人媒体経由の場合は思い切って応募してみる他、転職エージェントに登録している場合は担当者に可能性があるか訊いてみると良いと思います。
厳格に大卒以上のみとしている企業もあるので、その場合は諦めましょう。会社はいくらでもあります。
求める経験やスキルが完全に合致していなくても大丈夫
求める経験を何項目も書いてある求人ってありますよね。ちょっと圧を感じちゃいます。
まず、求める経験に「3年以上」など年数が書かれていることが多いですが、この年数はあくまで目安であることがほとんどです。
3年以上と書いてあるけど自分は2年しか経験してないから諦めよう…と考える必要はないです。
1年とか数ヶ月足りないくらいだったら臆せず応募しましょう。
目安なので、「3年以上」と書かれている求人よりも「5年以上」と書かれている求人の方が求める要件は高いです。
あとは求める経験が何個も書いてある求人。これも全て経験していなくても面接まで進めるケースもあります。
何個もあるなかでも、上に書いてあるものがより優先度が高い事が多いです。
ただこれはメンバークラスの募集で、入社後のスキルアップも見込んでもらえるケースの場合です。
年収レンジが高く、その企業にとって重要そうなポジションの場合は、すべてを満たしている必要があります。(という割合が高い)
人物像は書類作成や面接のヒント
求める人物像を羅列しているケースもあります。企業の理想像が書いてあるので「こんな出来た人間じゃない」とビビッてしまう人もいるかもしれません。
でもそこで応募をためらってしまうのはもったいないです。ここは人物像は選考通過のヒントと割り切って書類作成や面接に生かしましょう。
資格は結構大事
資格は結構、マストな場合が多いかもしれません。
薬剤師免許、自動車免許、建築士など、その仕事に従事する上で資格取得が前提になっているものも多いです。
資格がマストでない場合は、丁寧に「取得予定の方、もしくは入社後取得医師のある方」みたいに注意書きがかいてあるケースもあります。逆にいうと、そういった注意書きが無い場合はマスト要件である可能性がとても高いです。
以上です。
求める人物像を読んで諦めていた求人も、もう一度見直してみたらチャンスがあるかもしれません。
それじゃまた
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