天気が良い日は映画ですよね。
山本です。
2020年2月28日公開の映画「架空OL日記」を観てきました。
面白かったです!
「バカリズムって面白いよね~」と思った事がある人なら楽しめる映画だと思います。
「架空OL日記」はバカリズムさんの著書が原作です。
OLになりきって架空の日常を綴ったブログを2013年に書籍化。2017年にはドラマ化もされています。
そして2020年には映画化もしちゃったと。脚本もバカリズムさんなので、バカリズム感はばっちりでした。(バカリズム感とは?)
僕は本もドラマも存在も知ってはいたのですが、観たことはありませんでした。それでも十分楽しめる作品でした。ドラマ版とキャストが同じなので、ドラマを見ていればもっと楽しめたと思います。
内容はいたってシンプル。OLの日常です。
殺人事件が起きたり、何か優勝目指したり、過去に戻って選択肢を選びなおしたり、そんな事は起こりません。
女性同士だと、グループ間とイザコザとか仲間割れとかあるのかな~と思って観てましたが、それすら起こりません。
すごく平和。
「バカリズムが銀行のOLとして、日常を演じる」。それだけ。
バカリズムが制服を着て更衣室で同僚とくっちゃべってるシーンが6割です。
お前男だろっ!みたいなツッコミ一切ありません。そんなツッコミはナンセンス。
バカリズムが本当に女性として日常を演じているのです。
「樽いっぱいのワインにスプーン一杯の汚水を注ぐと、樽いっぱいの汚水になる。」
という言葉を、この映画を観て思い出しました。
OLの世界に「バカリズム」が入ることで、完全にバカリズムの世界になるんですよね。
あと、 終わり方も良かったです。
みんなに愛着が湧いて、ずっと観ていたいと感じている中で迎える唐突な終わり。
主題歌の「月曜日戦争」も良いですね。
唐突に終わりを迎え、流れる月曜日戦争。楽しかった気持ちと、寂しい気持ちと、不思議な気持ち。それらを曲が包み込んで、とても心地良かったです。
冒頭にも言いましたが、「バカリズムって面白いよね~」と思った事がある人なら楽しめる映画だと思います。
ドラマ版はHuluで観られるみたいだから観てみよっかな~。
それじゃまた