アニメが大ヒットし、漫画も大ヒット。コロナで上演延期となりながら、満を持して公開された劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
公開10日間で「千と千尋の神隠し」を抜いて興行収入100億円の日本映画史上最速記録を打ち立てています。
暗いニュースが多い今年、光り輝く明るいニュースですね。
で、僕も観に行きました。アニメはアマプラで1周、フジテレビの総集編でバッチリ振り返りました。原作は未読です。
いや~・・・
予、想、以上に、良かった。
予想以上に良かった。
もうね、泣いちゃうよ。泣かせに来てんだもん。僕の隣の人なんて開始15分ですすり泣きしてたからね。さすがに早すぎる。
だから人前で泣き顔見せたくない強がりさんは一人で行きましょう。その方が素直に楽しめるので。
上映時間は約2時間でしたが、あっという間でした。3周はぶっ続けで行けたと思う。
この映画、劇場版にありがちな設定や登場人物の説明が一切ないんですよ。完全にアニメの続きを劇場でやってる。
凄い判断ですよね。いくら大ヒットしてるからって、動画配信サービスでいつでも観られるからって。
でも、それでいいんすよ!
作品はちょっと不親切なくらいが一番面白くなるんです!
親切設計なんて味が薄くなるだけなんだから!
あと、この映画だけでストーリーが終わらないってのも、映画を面白くした要因かなと思います。(もちろん「無限列車編」は終わります)
通常の映画は2時間で風呂敷を広げて、その広げた風呂敷を全部畳まなきゃいけないんですよね。
でもこの劇場版鬼滅の刃は、最初から風呂敷が広がっていて、その風呂敷も無理に畳まなくていいんですよ。鬼滅の刃自体がエンディングを迎えるわけではないですから。
だからこそのあの結末。あの感情を揺さぶるエンディングが生まれたんですよね。素晴らしい…。
そして触れないわけにはいかない…
煉獄さん…!
観終わってわかった。そりゃみんな「煉獄さん…!」って言うわ!最高にかっこいいよ煉獄さん!
たぶん設定でいうと僕より確実に年下なんですが、煉獄さんってさん付けしちゃいますよね。それだけ炭治郎目線で感情移入している証拠でしょう。
今回の映画に限らず、鬼滅の刃で一貫して描かれるものに「人間と鬼との対比」があると思います。
鬼と対比されることで浮き彫りになる人間の肉体的、精神的な弱さ。その弱さを内包しながら鬼に立ち向かう炭治郎ら鬼殺隊の面々。そしてその鬼も、元々は人間だったわけですから。
その肉体的、精神的な弱さを乗り越えようとする炭治郎たち。もう本能刺激されて泣いちゃいますよ。
楽しむためにはアニメを一通り観る必要がありますが、それだけ時間かける価値がある作品だと思います。
はぁ。
テレビアニメか映画になるかわかりませんが、次回作が楽しみです。
それじゃまた