自分はこのままでいいのか?
生きている限りこれを問い続けることになると僕は感じているのですが、みなさんいかがでしょうか。(問いかけ?)
「このままでいいのだ」と思える場所に到達しても、世の中は動いてますから、結局それに合わせて自分も動き続けることになるわけですよね。そうするとやっぱりこの問いから逃れることは不可避だと思うし、これを考えなくなったらもうそれは退化、後退の始まりですよ。
そんなことを考えさせられるタイトルの本がこちら。
これからの生き方。 自分はこのままでいいのか? 問い直すときに読む本
著者の北野唯我氏は、ベストセラー「転職の思考法」の著者でもあります。まだ30代なのにキャリア本の重鎮ですね。僕もブログ初期に「転職の思考法」についてのレビューを書いています。(見直してみると中身のうっすい記事ですね)
「転職の思考法」は、ビジネスマンとしての市場価値の上げ方や、年収アップの目指し方に関する考え方やノウハウが主な内容となっています。
一方、今回の「これからの生き方。」は、働く事を通して、どう自己実現していくかにフューチャーしています。
自己実現といえば、マズローの5段階欲求の最後の欲求です。仕事はそこそこやって社会的欲求も承認欲求もそれなりに満たされていると。そうなると立ちはだかる壁、自己実現の欲求。どうすれば自己実現するかは完全に個人によるので、自分で考えるしかないですよね。
数値化も出来ないので、年収みたいにとりあえず高給を目指すみたいなことも出来ないし。
本はそれなりに厚いですが、安心してください。半分は漫画になっています。
この漫画が結構ストーリーがしっかりしていて読み応えがあります。ただ、キャリアに悩んだり価値観が衝突したりする内容なので、読むのにエネルギーがいります。(もとちろん最後はハッピーエンドです)
漫画の登場人物は、出版社の編集者やチョコのパティシエとキラキラ系の職種でしたけど、実際の世の中はもっと地味な仕事をしている人が大半です。
世の中には自己実現しやすい仕事としにくい仕事があって、働く人も仕事で自己実現したい人としなくてよい人がいるはずです。週5日、1日8時間は仕事に向き合うわけですから、仕事で自己実現出来た方がより良い人生になるとは思うんですが、「仕事で自己実現」を押し付けるのも違いますよね。
なんかそんなことを考えました。
なんかぼんやりとした内容になっちゃいました。しかたないですよね。だって本の内容も哲学的ですし。
それじゃまた