「コンフィデンスマンJP プリンセス編」は2018年にフジテレビ系列で放送されたドラマの映画化第2弾目の作品です。
公開日に観に行ったんですが…もう、めちゃ良かった。
日本のエンタメ映画として最高峰ですね。
何が良いって、脚本家の古沢良太(こさわりょうた)さんね。僕、というか日本人のツボをよくわかってらっしゃるんですよ。
古沢さんは過去に脚本家として、「ALWAYS 三丁目の夕日」「探偵はBARにいる」「ミックス。」「鈴木先生」「リーガル・ハイ」「デート~恋とはどんなものかしら~」など、数々のヒット作品を手掛けています。現在の日本で指折りの脚本家でしょう。
もうね、バランス感覚が優れていらっしゃる。ストーリーはドキドキしたり不安になったり、視聴者の心を揺り動かしてくるんですが、最後には心地良い結末に着地してくれるんですよ。
これだけ登場人物だして、話も複雑になってるのに、こんな大団円に出来るんだ、みたいな。
作品の概要について。
コンフィデンスマン(信用詐欺師)のダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)が、マフィアや悪徳企業からお金を騙し取るストーリーです。
騙し取る相手はいわゆる悪いヤツのみで、鼠小僧的な要素もあり、そこも作品の爽快感に繋がっていると思います。
今作は「プリンセス編」。世界有数の大富豪が亡くなり、遺産相続問題が勃発するのですが、遺言状には誰も存在を知らなかった隠し子に全ての遺産を相続させると書かれていました。
コンフィデンスマンの3人は隠し子をでっち上げて、相続権を狙って大富豪宅に潜り込みます。
ネタバレになっちゃうので、中身についてはこれ以上触れません。騙されたと思って観に行ってください。
で、この映画を観て衝撃的だったのがコックリ役を務める関水渚さん。
もうね、めちゃくちゃ良かった。
役どころがすこぶるオイシイっていうのもあったと思うのですが、この映画を観てすぐっていうか、観てる最中にファンになりました。
関水渚さんは1998年生まれ。2017年に「アクエリアス」のCMでデビューし、これまで映画には「町田くんの世界」「カイジ ファイナルゲーム」に出演。
「町田くんの世界」では、映画初出演ながら主役張っており、山路ふみ子映画賞などでいくつもの新人賞を受賞しています。存じ上げませんでした。
関水渚さんが気になりすぎて、映画を観た次の日には2本ともレンタルしていました。で、観ました。
町田くんの世界はこれまた良かった。ストーリーも関水渚さんもとても良かった。ちょっと泣いちゃったしね。
女優さんだからそりゃ美人でかわいいのですが、なにより笑顔が素晴らしく素敵。
作品的にも、最初笑顔が無いところから、話が進むにつれて笑顔が見られるようになるのでその過程もあってとても印象に残ります。
この世代の女優さんは群雄割拠状態ですから、なかなか抜きんでるのは難しいと思います。でも、大スターになる素養は大いに持っているはず!売れてほしいなぁ~。
それじゃまた