ルームメイト山本の日々

みなさんのルームメイト、山本が日々を綴るブログ。お笑い好きのアラサー。 仕事は人材系。エンタメ、資産運用、キャリアに興味強め。結婚は半ば諦め、独り身の老後を豊かに過ごすために日々精進。

【ちゃんと確認しよう】転職活動で聞かれる「年収」は何を指すのか

こんにちは山本です。転職エージェントに勤務しています。

仕事柄当然ですが、転職活動している方とたくさんお会いしています。そこでひとつ、言いたいことがありまーす!(学校へ行こう未成年の主張風)

 

それは、

自分の年収把握してない人多い!!

ってことです。

 

転職活動すると色んなタイミングで確認されますよね。年収って。転職サイトに登録する時、転職エージェントでの面談、企業との面接などなど。

なのに!ちゃんと!確認してない!人いる! 

転職活動の経験が少ない方はピンと来ないかもしれませんが、現在の年収って、内定時の提示年収においてめちゃめちゃ大事なんですよ!

ということで、転職活動で聞かれる年収について書いていこうと思います。

 

そもそも「年収」は何を指すのか

一般的に「年収」といったら額面の年収を指します。

額面とは、住民税や所得税など税金が引かれる前の給与額です。逆に税金が引かれた後の給与は「手取り」と言います。

年収を聞かれたら、99.9%、税金が引かれる前の額面を訊かれていると思って間違いないです。

 

毎月会社から給与明細を貰うはずなので、そこに税引き前の総支給額が書いてあります。銀行に入金される金額は手取りの給料です。

給与明細を見ずに、銀行に入金される金額しか見ていない方は、額面の給与を把握していないと思った方が良いです。

 

年収勘違いしているパターン

実際に、年収を勘違いしているパターンを挙げていきます。

手取り額を年収と勘違いしている

よくあるパターンであり、一番実際の年収と金額は乖離しているケース。

一般的な会社員ですと、所得の20~30%が税金で引かれます。なので、手取り年収で申告してしまうと、実際の年収と20~30%分金額に差が出ます。年収500万円の人だと、100万円以上ギャップが出てしまいます。

年収は額面で記載しているけど、月給は手取りで記載しちゃってる人もいます。

 

なんとなくで答えちゃっている

意外といる、こういうタイプ。

ちゃんと確認してないけど、年収聞かれて「確かこれくらいかな」で答えて、それっきりになってませんか?

確認すると数十万円違うみたいなことも全然あります。300万円400万円台の年収だと、その差が結構大きかったりします。

 

残業代や手当分を考慮していない

一番気付きにくい。やっかいなパターン。

ちゃんと額面での年収だと確認した。企業側は前職と同額を提示する。本人も年収維持でOKと言っている。大円満!と思いきや…。

 

「申告した年収に、別途残業代が出ているので実際はこの年収より〇〇万円くらい高いんです。」とか。

「住宅手当が月〇万円出ているので、同額だと実質下がっちゃうんです」とか。

『なのでその年収提示額では転職出来ません』ってなっちゃう事が稀にあります。 

その残業代や住宅手当も含めて年収なんです!忘れないで!含めて!

 

どうやって確認するのか

源泉徴収票を見れば確認出来ます。源泉徴収票は、12月の給与明細と共に会社から渡されます。その年の1月から12月までの月給や賞与の総支給額が記載されています。

源泉徴収票がなくても、1年分の給与明細と賞与の明細を確認して金額を足せば年収が出せますが、転職活動で年収確認で提示を求められるのは基本的に源泉徴収票です。なのでなくさないようにしましょう。

仮に失くしてしまった、捨ててしまったとしても、会社の管理部の人にお願いすれば源泉徴収票を再発行してもらうことは出来ます。ただあんまりやりたくないですよね。もらった源泉徴収票や給与明細は大事に取っておきましょう。 

 

年収勘違いしていて起こりうるトラブル

ズバリ、提示年収とのギャップです。

面接など、選考の中で特に希望年収についての話がない場合、企業側は現在の年収と同水準で内定を出そうと考えていることが多いです。(もちろんケースバイケースですが)

ここを深堀りするとまたひとつの記事になってしまうので省略しますが、内定時の年収と現在の年収は密接な関係があります。しっかり把握して、正確に答えられるようにしておきましょう。

 

・まとめ
ちゃんと源泉徴収票で自分の年収を確認してから転職活動を始めよう。 

それじゃまた 

人事の超プロが本音で明かすアフターコロナの年収基準
 

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