2020年12月20日、M-1グランプリ2020の決勝が行われました。例年このブログでは各ネタの感想を書き連ねているのですが、それは別日にするとして、今回は優勝コンビ「マヂカルラブリー」特にそのボケ「野田クリスタルさん」について書こうと思います。
マヂカルラブリー、良かった。二人とも素晴らしいんですが、ついつい、目立つかつネタを書く方の野田クリスタルさんについて書きたくなってしまいます。
今回は公式がネタ動画をYouTubeにアップしているので、決勝でのマヂカルラブリーのネタを貼っていきます。
もう立ってるだけで面白オーラが凄い。何かやってくれる、いや、何かやってやるという雰囲気がガンガン出てます。並の鍛錬や気持ちじゃ出てこないですよこんなの。
1本目のネタ。
フレンチのマナーをふって、最初のボケがガツンとはまるんですよね。ボケの内容的に、僕の感覚だとここまでウケないと思うんですが、野田クリスタルさんの素の面白オーラのせいでしょうね。
「スーパーサイヤ人でいることが当たり前になってる」みたいに鍛錬してきたんだと感じで胸を打たれました。
そして要所要所で出てくる「終わり」の置く動き。こんな面白い「置く」動作ってあるかいと。何度も何度も舞台でやり続けて完成したんでしょう。
もちろん村上さんの声のトーンやタイミングも素晴らしいですが、それは別のお話。
終盤の「デモン!」って注意するときの顔もめちゃくちゃ良いんですよね。別に変顔してるわけじゃないのになんで面白いんでしょう。
で、M-1チャンピオンとなり、野田クリスタルさんはR-1でも優勝しているので、霜降り明星と粗品さんと同じタイトルホルダーとなったわけです。
となると対比せずにはいられません。
野田クリスタルさんも粗品さんも、どちらも天才なんですよね。
wikiを読んでみると、二人とも高校時代からお笑いの活動を始めていて、結果を残してるんです。
ただ違ったのは、生まれ落ちた道だと思うんですよ。
粗品さんはザ・王道。舗装された、広い国道です。一方、野田クリさんは雑草の生えた砂利道。
そんな砂利道じゃなくて、他の舗装された道にでて走れば、早く走れるし転ばずに済むのに、野田さんはずっとその生まれ落ちた砂利道を走り続けたんですよね。
きっと数えきれないくらい転んでスベって起き上がって、自分の道を自分の体で舗装品がら走り続けたんですよ。それをこのM-1での立ち姿に感じました。
また言いますが、胸打たれましたね。
印象的だったツイートを引用して終わります。
マヂカルラブリー
— あずきっく (@azukiq0918) 2020年12月21日
土田「今田さん泣きながら笑ってたね」
塙「野田くんみたいなボケって1番憧れるんだよたぶん。男芸人てああいうのでやりたいんだよやっぱり。だけどいろいろ言われたり心折れてやらなくなるじゃん。だってあれだけでやれないってふつう。村上くんも倍にしてて。面白かったよね」
それじゃまた