お金持ちってどんな人たちなのか。
億万長者なんて周りに全然いないので、僕からしたら別世界の人です。
でもそういう人たちの考え方を知って、自分の生活にも活かしたい!そんな気持ちで読んだ本がこちらです。
1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました
アメリカで純資産100万ドル以上のミリオネアに、直接聞き取りやアンケートをとって億万長者の傾向を調べた本です。アメリカの話なので、すべて日本にトレースするのは難しいかもしれませんが、かなり参考になると思います。
アンケートの母数は、親が資産家のケースが除外しています。なので1代で資産1億円を達成した人たちがアンケートの対象になっています。
で、その億万長者の特徴はなんだったのか。この本を読んだ僕が、一言で言い表します。
ズバリ、「お金を稼ぐのも使うのも上手な人」です。
まあ、当たり前だろ!って話ですが、億万長者への道に邪道なしってことですね。
書いてあった特徴をピックアップしてみます。
- リスクをとっている
- 正直、誠実である
- 早いうちからアルバイトなどで働く経験をしていた
- 適職を選び、ニッチ市場で戦っている
- 配偶者選びが上手く行っている
- 買い物のコスト意識が高い
- 家選びに慎重
- いたって質素な生活を送っている
リスクをとっている
事業の立ち上げや株式投資など、資産を増やすためにリスクのある行動をしています。もちろん、やみくもにやるのではなくちゃんと考えて、勝算がある事業や株に投資しています。
正直、誠実である
億万長者に対するアンケートによると、「正直である」ことを重要視している結果が出ています。
これは億万長者じゃない人にアンケート取っても重要視されそうですが。
早いうちからアルバイトなどで働く経験をしていた
調査した億万長者は、学業の成績が優れていて医者、弁護士といった難関資格を取って高収入を得ている人と、事業を立ち上げて成功している人と、大きく2パターンです。
事業を立ち上げた人たちは、学業はそこまで優れていなかったのですが、早いうちから複数のアルバイトをして、お金を稼ぐ経験や自分の向き不向きを知っていました。
適職を選び、ニッチ市場で戦っている
自分の好きや得意を認識して、大手が手を出さないニッチ市場で勝ち組を目指すのが、1代で億万長者を目指すベストルートです。
そのニッチ市場は他の人があまりやりたがらなかったり、いわゆるブルーカラー的な職種だったりしますが、そこに偏見を持たずに挑む事も大切です。
配偶者選びが上手く行っている
前提条件として、アンケートを取ったのは世帯持ちの男性で、奥さんは多くの場合専業主婦です。
アンケートを取った億万長者の多くが、離婚をせず、何十年と配偶者と連れ添っています。
配偶者の特徴や、その配偶者を選んだ決め手として「正直、責任感がある、情愛豊か、有能、協力的」といった要素を上げています。
浪費家の配偶者を選んでしまうと、とてもじゃないですが資産はたまりませんし、不和で離婚でもするようなら財産分与など費用もかさんでしまいます。
買い物のコスト意識が高い
消費財はコストコなどで安いものを買う。買い物に行くときは買う物リストを作って無駄な物を買わないようにしたり、買い物の時間を短くして時間的コストも意識しています。
家具などの耐久財は資産性の高いものを買い、状態が悪くなっても買い替えるのではなくリペアをして使い続ける傾向があります。
家選びに慎重
良い家選びには時間をかけます。良い家とは、購入後資産価値が上がるものを指します。そして割高な新築は買いませんし、購入時は価格交渉もしっかりします。
頻繁に引っ越しはしません。
いたって質素な生活を送っている
頻繁な海外旅行など、お金のかかる趣味はあまりしない。家族と過ごしたり、子どものクラブ活動の観戦に行ったりするのが趣味。
余暇活動のナンバーワンは「税務の専門家にアドバイスを受ける」だったそうです。
以上が億万長者の特徴です。
余暇活動のナンバーワンが「税務の専門家にアドバイスを受ける」というのは一般人には驚きでした。億万長者は資産を増やすことに対して、平均的な人以上に考えたり時間をかけたりしているんですね。
しかし…海外の本は長い!400P以上あります。なんかやけに語りが多いですよね。翻訳本って。
また、他の億万長者本について別の記事で紹介しているのでそちらもご参照ください。
それじゃまた
- 作者:トマス・J・スタンリー
- 発売日: 2019/04/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)