ルームメイト山本の日々

みなさんのルームメイト、山本が日々を綴るブログ。お笑い好きのアラサー。 仕事は人材系。エンタメ、資産運用、キャリアに興味強め。結婚は半ば諦め、独り身の老後を豊かに過ごすために日々精進。

【転職活動のポイント】人材業界在籍者が書きなぐる / 転職で年収が上がる人、上がらない人

※あくまで個人的な見解です
※転職は本当にケースバイケースなので、あくまで一例です

 

こんにちは、山本です。

僕は人材会社に在籍していて、色々な人の転職を見ています。

どうせ転職するなら年収を上げたい、そう思っている人は非常に多いですが、実際に年収アップして転職する人は決して多くありません。

 

令和元年上半期雇用動向調査結果によると、正社員→正社員における転職で年収がアップした割合は「39.3%」。約4割弱くらいにとどまっています。

6割以上の人たちは年収ステイもしくは下がって転職していることになります。

内定が出ても年収に納得できず、転職を諦めた人もいるでしょうから、この数字以上に年収アップで転職するのは難しい事だと推測されます。

 

そこで、あくまで個人的な見解ですが、転職で年収が上がる人、上がらない人にどんな傾向があるのか、書いていこうと思います。

ちなみに、ここでの「年収が上がる」は年収50万円以上もしくは年収10%以上のアップをイメージしています。

 

年収が上がる人

年収が上がる人はこんな感じです。

 

・20代で年収350万円以下
・年収アップが転職の最優先事項 
・実績を上げて、ヘッドハンティングなどで誘われる
・面接がめちゃくちゃ上手

 

それぞれ説明していきます。 

20代で年収350万円以下

 給与水準が低い会社から高い会社に転職するパターン。

20代なら未経験でも受け入れてくれるチャンスがあります。

 

例えば新卒でアパレルの販売職経験している年収300万円の人でも、BtoBメーカーの法人営業職で内定が出たら350万円くらいの提示は全然あります。

未経験だと新卒プラスαくらいの給与レンジになりますが、それでも350~400万円くらいの年収は目指せるはずです。

 

他にも同業で、より大手に転職して年収アップを目指す方法もあります。

同じ業界でも、会社の規模が違うと給与水準が違ってくるためです。

中小で3年程経験して、同業界の大手グループに転職すれば、年収アップが狙えます。

ただ、年齢が30代以上になってしまうと、元々の給与が高くなっていたり、求められる水準が上がってくるので、簡単に年収アップとはいかなくなります。

 

若いからこそ出来る、一番挑戦しやすいパターンです。

 

年収アップが転職の最優先事項

すべてはトレードオフです。これは転職でも同じです。

 

今の会社を、会社選びで重視する5つの項目でそれぞれ5点満点で採点してみてください。それがあなたの持ち点です。

そして、転職先の会社がその持ち点以上になることはとても難しいです。つまり、転職は持ち点の割り振りを変えることと言えます。

全ての条件を良くするのは難しいので、年収を上げたいのなら、年収アップを最優先させて、他の要素は多少あきらめなくてはいけません。

 

実績を上げて、ヘッドハンティングなどで誘われる

今の会社で大きな実績を上げているとヘッドハンターからお誘いが来たりします。

重要なポジションへの熱烈コールである場合が多いので、年収アップが狙えます。

ビズリーチやマイナビに登録すると、「ウチに転職相談に来ませんか」と連絡が来るのですが、これはヘッドハンターではなく転職エージェントなので違いは認識しておきましょう。

※ただ僕自身、ヘッドハンティングは未経験なので、あまり実情はわかっていません。 

 

面接がめちゃくちゃ上手

世の中には面接がめちゃくちゃ上手なコミュニケーションオバケがいます。

そういう人は簡単に複数社内定が出ますし、内定を出す企業の温度感も熱烈であることが多いです。

複数社同時に内定をもらって、条件交渉しましょう。

ただ会社によっては、年齢やポジション等でスタートの年収が決まっていることもあるので、その場合は交渉の余地がない事もあります。

 

年収が上がらない人

次は年収が上がらない人についてです。上がる人の逆のパターンが多いです。

 

・30代以上で年収400万円以下
・年収アップ以外にも複数希望条件がある
・同じ会社に長年勤めている

 

これもそれぞれ説明します。 

30代以上で年収400万円以下

30代以上になると、経験者としての転職が求められます。

30代以上になって年収が400万円を切っているというのは、「今の会社、業界、仕事の生産性が低い(ゆえに給与水準が高くない)」のが理由であると考えられます。

生産性は利益率と言い換えても良いです。

 

今の会社での経験・得たスキルを使って転職すると、内定が出るのは同じような生産性の会社であることが多いです。ゆえに、年収はそんなに変わりません。

生産性の高い会社から内定が出たとしても、これまで経験した生産性と、今後求められる生産性にはギャップがあるため、年収はダウン提示、よくてステイとなります。

 

この場合は、転職での年収アップではなく、転職先してからのスキルアップ・昇給を狙いましょう。

 

年収アップ以外にも複数希望条件がある

 年収で上がる人の項目で書いたように、転職は持ち点の割り振りを変えることです。

年収アップ以外の希望を叶えようとすると、 「あちら立てればこちらが立たぬ」といった感じで、年収が上がるのは難しいです。

 

例えば多い希望は「残業を減らす」「興味のある業界に行く」「成熟した業界・会社から将来性のある業界・会社に行く」などです。

働く時間が減っても年収が上がるようなオイシイ話はなかなかありません。業界を変えるという事は、経験を100%生かすことは出来ません。将来性があるということは、まだ完成していないということなので、働く条件は成熟したところの方が良い傾向にあります。

 

同じ会社に長年勤めている

同じ会社に長く務めると、その会社での仕事にはスペシャリストになり、給与が上がっていきますが、今の会社でやったこと全てが次の会社で通用するわけではありません。

 

また、たとえば新卒1社経験で人事を4年、営業を4年、営業企画を2年経験したとします。

求人は職務採用であることがほとんどです。営業企画として転職しようとした場合、社会人経験は10年ですが、営業企画は2年しか経験していません。

職務採用なので、評価されるのは営業企画の経験です。営業企画は2年しか経験がないので、10年キャリア分の年収は提示されません。

 

この場合は年収ダウンは覚悟して、営業企画としてのキャリアアッププを目指します。

 

以上です。

もっと色々とあると思いますが、今回はパッと思い浮かず中でお伝えしました。 

よく言われることですが、目先の年収アップだけでなく、身に付くスキルや昇給にも目を向けると、良い転職が出来ると思います。

 

それじゃまた 

 

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