「コーチング」ってなんでしょう。
最近よく聞くワードですが、僕含め、よくわかっていない方が多いのではないでしょうか。
一般社団法人日本コーチ連盟によると、コーチングは「答えはその人の中にある」という原則のもと、 相手が状況に応じて自ら考え、行動した実感から学ぶことを支援し、 相手が本来持っている力や可能性を最大限に発揮できるようサポートするための コミュニケーション技術、なのだそうです。
教えるニュアンスの「ティーチング」や助言する「アドバイス」とは似て非なる概念になります。あくまで答えはその人の中にあり、その人が答えを導き出すのをサポートするのが目的になります。
馴染みのない概念なのでわかりにくいですよね。
ということで、コーチングについて知識を付けるべく、本を読むことにいたしました。
その本がこちら。
マンガでやさしくわかるコーチング
マンガって最強ですよ。簡単に読めちゃうんだもの。
ストーリー性のあるマンガが何章かに分かれており、各章の終わりに解説が入るマンガでわかる系王道の構成です。
マンガではコーチングを受けて成長する主人公が題材になっており、解説ではコーチングの基礎的な考えを学べます。
そのため、コーチングを受けてみたい人もやってみたい人も学びがある本だと思います。
僕は人材業界で働いているのもあって、キャリアコンサルタントの資格を取っているのですが、コーチングの考えとキャリアコンサルティングの考えは近いものがあると感じました。
※キャリアコンサルタントも馴染みのない方多いと思いますが、ここでは割愛します
コーチングの重要な要素に「傾聴(けいちょう)」があります。
字面からイメージ出来るように人の話を聞くことなのですが、相手にしっかり意識を向けるのが「傾聴」です。
普段友人と会話したり、話を聞いたりするのは傾聴とは言えない、もしくは傾聴でも浅い傾聴ですね。
相手に話してもらって、そこからさらに質問をして相手の思想を深堀りして、話す本人でも気付かなかった感情・考えに「自らの力でたどり着く」のが傾聴を用いたコーチングのひとつのゴール、なのかなと考えました。
トヨタ式の有名な手法に「“なぜ”を5回繰り返す」というのがありますが、それに近いかもしれません。
自分ひとりで自分になぜなぜ問うのは大変なので、人(コーチ)の力を借りているというか、そんな感じかなと思います。
実際サービスを受けようとすると1時間2千円から高いところだと5万10万するみたいです。だいぶ価格差がありますね。
1回受けて終わりではなく、週1回とか継続して受けるのが大事なようなので、仮に専属のコーチを付けるとなるとそれなりに費用がかかりそうです。
逆に仕事として考えると、コーチとして独立して食っていくのはかなり大変そうです。
高単価なコーチングサービスを行う会社に所属するか、副業的にコーチ業を行う感じになるでしょう。
最後に。
コーチングは人のマネジメントでも有効なスキルなようですし、今後どんどん当たり前の言葉・サービスになるのではないかと思います。
さわりだけでもこの本で知っておいて、興味を持ったらより実際受けてみたり、勉強したりしても良いのではないでしょうか。
それじゃまた