こんにちは山本です。
世間の巣ごもり需要でネットフリックスの会員数が爆増して、株価も爆上げしてるみたいです。
本やゲームもありますが、娯楽の王様は動画ですよね。
ということで、最近観てぜひ進めたい動画の話をします。
それは…これだ!
「ハイパーハードボイルドグルメリポート」!!
ハイパーハードボイルドグルメリポート。
テレビ東京系列で不定期で放送されているドキュメンタリー・グルメ番組です。
初回放送は2017年らしいです。恥ずかしながら僕は今年4月になって初めて知りました。
名前が長いし、ハイパーってふざけてるとき付ける形容詞だし、最初名前を聞いたときは全然興味を持てず流してたんです。
でもラジオ「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」で佐久間さんが面白いと言って、「ハイパー~」の番組ディレクターをゲストに呼んでいたり、オリエンタルラジオの藤森さんがYouTubeで面白いと言っているのを観て、興味がわきました。
で、観てみました。
衝撃的な面白さ。
1話目だけのつもりが続けてみちゃいました。
ここでの「面白い」はfunnyやhumorousではなく、interestingが意味合いとしては正しいです。
どんな番組かというと、
『すなわち生きること。食の現場にすべてが凝縮されている。これは、ヤバい人たちのヤバい飯を通して、ヤバい世界のリアルを見る番組。』(公式サイトより)
です。
そうですよね。まだよくわからないですよね。
かみ砕くと、「ギャング街や貧困地帯、難民村に行って、そこにいる人たちがどんな食事をしているかを取材するグルメ番組」です。
やっていることはNHKの「サラメシ」とほぼ一緒です。
ただ取材先が危険極まりなくて、取材対象もディレクターもハイパーハードボイルドなだけです。
面白い。面白いうえに誰かに勧めたくなるんです。
なんでか考えたんですが、その理由は「番組を観て初めての衝撃を受けたから」な気がします。
何が初めてだったのかはよくわかりません。初めて知ったと言うべきか。こいう場所があり、こういう人がいる、ことを「リアルに」初めて知ったのかもしれません。
「危険地帯におもむく」点で言えば、残念ながら終わってしまったTBS系番組の「クレイジージャーニー」の丸山ゴンザレスさん回に近いです。
それも衝撃的でしたが、丸山ゴンザレスさんはジャーナリストなので、フォーカスされるのは社会問題だったりそこに住む人々だったりで枠が大きいんです。
対してこの「ハイパー~」は、「そこで暮らす人の食事」がテーマなので、「個人の暮らし」がフォーカスされるんです。
これが心に来るんですよ…。
例えば1回目の放送。
元少年兵の女性に密着するんですが、同じ境遇の元少年兵たちと墓地に暮らしてます。
で、娼婦として日銭を稼いでいるんです。
その方が「仕事」を終えて、もらったお金を持ってそのまま町の食堂に行くんですよ。
そのお金で払ってご飯食べてる所とかもうね、言葉が出ないっすよ…。
少年兵になったのだって、たまたま生まれた土地で内戦があっただけなのに。
生まれた国や環境がたまたまそうだっただけで。
他にもギャングとかカルト教団とか難民とか、色んな方々に密着しています。
しかしまあ、世の中こうも違いますかね。
食べるとは生きること。何を食べるか、そこで何を話すかでリアルが見えてきます。
ぜひ機会があったら観てください!
テレビ東京のサイト情報によると、過去の放送はParavi(パラビ)、Netflix、Hulu、Amazonプライム・ビデオで観られるみたいです。
Paraviがテレビ東京系資本の動画配信サービスだけあって、スピンオフや最新作も観れて一番充実しています。
Huluは僕加入してるんですが検索しても出てきませんでした。(2020/4/23現在)
なので僕はAmazonプライム・ビデオで観ました。
ちょっと話脱線するんですが、この番組観ていて「マツコの部屋」を思い出しました。
マツコの部屋は2009年~2011年にフジテレビ系で放送されていた深夜番組です。
僕はここで初めてマツコ・デラックスさんを観たのですが、それはそれは衝撃的でした。
で、マツコの部屋の内容は、ディレクターが頑張って作った面白VTRをマツコさんに見せて面白いかどうか評価してもらう、というものでした。
「ハイパー~」にも小藪一豊さんが出演されていて、視聴者と同じ目線でディレクターが撮ってきたVTRを観ているんです。
なんかその辺の雰囲気が似てるな~と思ったんです。もしかしたらちょっと意識してたりするのかな?
あと同番組のディレクターが出した本もあります。
めっちゃ売れていて楽天ブックスでは入荷待ち、Amazonでは定価以上の値段がついてました。これも読んだらブログに書きたいと思います。
それじゃまた