終身雇用の終わりが叫ばれて久しく、会社に頼らないキャリアを求めて一生懸命なサラリーマンも多いかと思います。
頼れるのは自分だけ。
わかっているけど、じゃあどうすればええねんと悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。
そんな方はこの本を読んでみましょう。
ニュー・エリート 新時代に求められる「キャリアサバイバル」
著者の「ずんずんさん」は外資系企業や海外勤務を経験し、現在は本書いたりコーチングしたりしている人です。(雑な説明だな!)
ちなみに僕は、ずんずんさんのセミナーに行ったこともあります。
冒頭の話のように、日本型の終身雇用制度は終了し、今後は外資系企業のような成果主義型の雇用が主流になっていくと予想されます。
「そんな…オレ、成果主義なんて厳しい会社じゃ、やっていけない…どうしよう…。」
そんな不安を持っていませんか?
大丈夫、僕も不安です。
この本では、外資系企業で働いていたずんずんさんの経験を基に、シビアな環境で生き残っていくための「キャリア・サバイバル術」が解説されています。
キャリアの本には、「上手な転職を目指す系」と「仕事で成果を出す系」のふたつにわかれると思っています。この本は後者の「仕事で成果を出す系」の本です。(タイトル的には転職の話多そうなのにね)
ちなみに、転職系の話については以下の本がお勧めです。
話を表題の本に戻します。
今求められている、成果を出せる人材とはどんなヤツなのか。
それは…こんなヤツだ!
世渡り上手で、人のマネジメントが出来て、タイムマネジメントが出来て、ロジカルに考えられて、ついでにデザインシンキングでイノベーションを起こせて、根回しが得意で、社外にも人脈が豊富で、アートの知識を持ち合わせ、リーダーシップがあり、ストレスフルな環境でも自分をコントロール出来る、
ようなヤツだ!
いや…ハードルが高いよ!
カイジで鉄骨渡りしてたけど、その鉄骨がハードルのバーなんじゃないかってくらい高いよ!
でも大丈夫。自分に言い聞かせてるだけだけど、大丈夫。
ロジカルとかデザインシンキングとか、それだけ聞くと抽象的でもう無理ってなっちゃいますけど、この本には、
・具体的にどんなことが出来る能力なのか
・なぜその能力が必要なのか
・どうすればその能力が身に付くのか
がずんずんさんの体験をもとに書かれています。
読んで、一個ずつ身に付けていけます。
いけるはずです。
おそらくですが、給与水準が高い業界に行けば行くほど、出世をすればするほど、ここに書かれている能力は必要になってくると思います。
僕自身はペーペーだし、会社も中小なので、この本の内容は身近ではなかったです。
でもそれでは今後生き残るのは難しいでしょう。危機感を持って、この本に共感できるようになっていきたいですね。
書いてあることの難易度は高いかもしれませんが、文章は話し言葉のようでやわらかい文体で読みやすいので、ぜひ一読していただけたらと思います。
それじゃまた