お笑いコンビ「シソンヌ」の単独ライブ『シソンヌライブ [huit]』を観に行ってきました。
シソンヌは2014年第7回キングオブコントで優勝もしているコント師。
YouTubeに公式チャンネルがあったので個人的にお勧めなネタを2個載せときます。
こんな感じでコントを超えて演劇に近い、お笑い的な爆発力がありながらキャラクターに人間味があり感傷的にもさせてくれるのが特長だなと感じています。
細い方が「じろう」、太い方が「長谷川忍」です。
で、2019年6月30日(日)、本多劇場に行ってきました。
記憶が新しいうちに感想を書いておこうと思います。
内容について細かくは書きませんが、先入観・事前知識ゼロで観たい方はここまででお願いします。
また、各コントのタイトルは僕が勝手につけたもので、順番はあやふやです。
■洋食屋
オープニングコント。
閉店した洋食屋の老店主(じろう)を閉店を聞きつけて学生時代常連だった男性(長谷川)が訪ねてくる。
ライブ1発目のつかみのボケがシソンヌらしさが出ていてとても良かった。
■動けない
人混みで自転車にベルを鳴らされすぎて動けなくなってしまった中学生(じろう)とそれを動かそうとする先生(長谷川)。
個性の強い学生とそれに振り回される先生というシソンヌの得意技。
■オープン記念日
1本目の洋食屋の跡地は新しい洋食屋さんとして新たにオープン。
そこの女性店主(じろう)とオープン初日にたまたま訪ねてきた洋食屋の元常連男性(長谷川)。
どこかに居そうなオーガニック系の女性。そんな女性が言いそうなワードを強調させてどんどん面白くなっていく。
■バー
バーの店員(長谷川)とその店員のお尻を見たくて仕方ない客(じろう)。
演出が凝っていてもはやコントというよりは二人芝居。
観に来ているお客さんを置いて行っても良いから好きな事をやったって感じ。こういうの芸人冥利なのかな。
■カラオケ
意中の女性とのカラオケ飲み後の保育士(じろう)と看護師(長谷川)。
女性社会で働く愚痴をカラオケで歌う。オチはなぜそうなったのか意味不明。きっと煮つまりに煮つまって思いついたんじゃないかと思う。
なんかめちゃくちゃ説明しづらいネタ。
■同居
おじさんから家を借りて住まわせてもらっている大学生(じろう)と家を貸しているおじさん(長谷川)。
70歳に対して「いつ死ぬの?」と言う、コンプライアンスな今のテレビではおそらく見られないであろうネタ。
笑いと死の狭間を攻めてお笑いに昇華させている。このレベルにならないと出来ないネタだなー。
ライブ最後のネタとして、1本目を伏線にしたオチも素晴らしかった。
■幕間の映像ネタ
お昼の情報番組に出てきそうなミニマリスト・片付けのプロ的な女性(じろう)と片付ける家の住人(長谷川)。
もう片付けのプロがすごくそれっぽい。服装、しゃべり方とじろうさんに憑依してる感じ。
幕間の映像なので何本かに分かれているんだけど、それぞれの終わり方がくだらなくて最高。
ライブはやっぱり良い!
生で観る面白さもそうですが、たくさんのお客さんの笑い声に包まれる心地よさもライブならでは。
来年は公演数が少なるらしいです。二人は芝居の仕事も増えてますしその関係ででしょうか。それでも絶対観に行くつもりです。
このライブのDVDも発売されています。
それじゃまた