ご存知の方は言わずもがなだと思いますが、今回はあまり知らない人向けに書いていきます。
劇団ひとりさん、ネタがとてつもなく面白いんです。
情報バラエティ番組では芸人枠で、水曜日のダウンタウンではパネラー側で上手に立ち振る舞い、深夜番組のゴッドタンでは自分自身も飛ばしに飛ばす。あと演技が上手い。みたいなオールマイティな印象が強いのではないでしょうか。
確かにその通りなのですが、ネタが圧倒的に面白い。
芸風としては、憑依芸と呼ばれるキャラを演じる一人コントが得意です。
ロバート秋山さんも「クリエイターズファイル」で様々なキャラクターに扮していますが、秋山さんが「女優」「クリエイター」といった名のある人の「あるある」を誇張して表現しています。
一方で劇団ひとりさんが演じるキャラクターは「茨城のヤンキー」「売れないマジシャン」等どちらかといえば表に出てこない人たち。
「見たことない、けど日本のどこかにこんな人いるのかも」と思わせるキャラクター達です。
みんなちょっと不幸で、でも一生懸命だからとても愛おしく思えてきます。
劇団ひとりさんの一人コント、映像化されているのは少ないのですが、以下のDVDで観られます。
DVDを買って観たのは大学生の頃だったと思います。
テレビで観ていて面白いのはわかっていましたが、劇団ひとりのエッセンスが一気に入り込んできて衝撃的でした。天才オブ天才。
DVDにはコントネタとキャラクターのドキュメンタリーが収められています。
コント、ドキュメンタリーどちらもどんでもないクオリティです。
このDVDを出した時、劇団ひとりさんはまだ20代。どういう人生を歩んだらこういう目線を持てるのか不思議でした。
個人的には「都会のナポレオン」に収録されている「ミラクル羽山」が好きです。
探したらYoutubeにもありました。
映像化されていないコントもまだたくさんあるはずなのでぜひDVD等にまとめて欲しいです。
それじゃまた
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