【本】「仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法」① - ルームメイト山本の日々
の続きです。
第2章 仮説を使う
実際に問題を解決する場合には、問題そのものを発見する「問題発見の仮説」と、明らかになった問題を実際に解決する「問題解決の仮説」の二段階の仮説を使います。
ビジネスにおける問題は問い自体が不明瞭な場合が多いため、「問題発見の仮説」を考えるところから始めることになります。
例えば「ある商品が売れない」という課題がある時、売れない理由をしらみつぶしに調べるのではなく、「売れない理由はこれまではないのか」という仮説をいくつか立てます。
そしてその仮説が正しいか、もしくはより影響が大きいのかを検証して問題を絞り込んでいきます。
それによって問題を発見したら、次は解決策のための仮説作りに入ります。
これも、出来うる戦略をリストアップするのではなく、最初からある程度絞って仮説を立てます。
そして、上げた仮説を具体的な打ち手にまで落とし込み、その打ち手をすることでどれくらいの効果が見込めるのかを検証していき、最終的に実行する打ち手を決めていきます。
立てる仮説は間違っていても良いのです。
業務改善のために仮説と実験・検証を繰り返すことが大切です。
「実験→検証」のプロセスを重ねるほど、仮説は進化していきます。
次回、第3章は「仮説を立てる」です。
【本】「仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法」③ - ルームメイト山本の日々
それじゃまた