本を読んでいます。
急になんだって感じですが、タイトルに【本】がはいっている記事では読んだ本の内容や感想をまとめていこうと思っています。
1冊を1記事にまとめようとするとかなり手間だったり煩雑になりそうなので、1章ごとに書いていきます。
今回の本は「仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法」です。
有名コンサル会社出身の著者が仮説思考の大切さと考え方をまとめた本です。
何か問題を解決しようとしている人(ビジネスパーソンなら基本的には全員)が持つべき発想法が書いてあります。
序章 仮説思考とは何か
仮説とは読んで字のごとく「仮の説」であり、「まだ証明はしていないが、最も答えに近いと思われる答え」とこの本では定義しています。
経験や今ある情報から「これが答えっぽいなー」と予想した答えが「仮説」になります。
つまり仮説思考とは、まずは仮の答えを「仮説」として立てて、その仮説を軸に問題を考えていく思考法ということです。
第1章 まず仮説ありき
本には「仮説思考は物事を答えから考えること」と書いてあります。
仮説思考で問題に取り組むことで解決策に最短でたどり着ける。
そして仮説思考を続けることで、仮説の精度がどんどん上がっていくのだそうです。
例えば「サザエさんのジャンケンに勝ちたい」という問題を解決しようとしたとします。
仮説思考を使わなかった場合は、まず過去のサザエさんが出した手をすべて調べて、
そこから何か法則を探し出す、という流れになると思います。
しかし仮説思考で考えた場合。
「グー出した後パー出すことが多い」という仮説を立てれば、調べるのはグーを出した後の手だけになるので作業量や得るべきデータは1/3で済みます。
仮に調べた結果、仮説が成り立たなくても、調べる中で別の仮説を立てるデータが得られているので、今度はそれを調べればよい。
これが仮説思考です。(もっと良い例えが本に書いてあるので、良ければ本を買ってください)
・NOT仮説思考
問題がある→答えを導き出すために色々調べる→そこから答えを探す
⇒情報を集めるのに時間がかかりすぎる/情報がありすぎて答えを絞れ切れなくなる
・仮説思考
問題がある→仮説を立てる→その仮説を確かめるための情報を集める
⇒情報を集める時間が最小限ですむ/仮説があっているor間違っているという答えが必ず出せる
まとめると上記の内容になるかなと思います。
思えば僕も、頑張って調べたものの、何も結論を出せなかったということがありました。
自分の仕事の結果を1年振り返って改善点を探して次に活かそうと考えた時です。
その時は集められるデータはとりあえずエクセルにまとめて眺めてみましたが、これといった成果は得られず。
自分が経験したことなので、データの数字を見ても「まぁそうだよな」という感想しか持てませんでした。
この振り返りでも、「〇〇が良かったから成績が伸びたのではないか」「××を改善出来ればもっと成績が良くなるのではないか」といった仮説を立ててデータを調べれば、得られる結果は違ったかもしれません。
次回、第2章は「仮説を使う」です。
【本】「仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法」② - ルームメイト山本の日々
それじゃまた